内容説明
防災チェックリストでは補えない。いのちを守るために、一年に一度は開いてほしい本!地震、台風、大雨、噴火、そして、放射能汚染…。つねに、想定外の事態。日本ではいつでも、どこでも、だれでもが被災者にもなりうる。“ライフラインがストップしたら?”パニックにならず、慌てずかまえることで、こどものいのちを守ります。
目次
わたしの家は、いちばん近い原発から何km?
数週間は、電気・水道・ガスなしを覚悟…。(ライフラインがとまっても―親がパニックにならないためにできること)
編集協力人のみなさん、災害時への備え・心がまえを教えてください。(備えるとき、被災したときの心のもちかた―最悪でも守りたいものはなにか、それを守るためにどうするか;被災したこどもたちを見つめて―登校拒否のこどもの多くは、意外にも冷静でした;3・11、東京の保育園での経験から―街をよく知り、安心できる場所を増やすこと;避難生活でこどもはなにを見ているか―いつだって、人間らしく生きること;小学生とどう備える?―はっきりした指示には応えてくれるはず ほか)
原発事故?こわいけど、考えたらキリがないし…。(もう一度、原発事故が起こったら…―自分の身に起こりうることとして想像するために)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つーちゃん
12
んー、心がまえは分かった気がするけど、具体的に何を用意すれば?なところが割と普通だった。最終的なまとめは、原発反対!だったし。常に「今地震起きたらどうしよう」って考えるあたりは共感できた。お風呂で真っ裸の時とかつい考えちゃうよねー2024/01/30
巳見
0
専門家も含む様々な立場から、防災について実践的に考えた本。心理カウンセラーの内田さんの「不登校の子どもが災害時に落ち着いていたのは、すでに日常が崩れていたから」というのは、とても説得力がある。著者一人ひとりが非常時に持って逃げるものとして「命」「家族」以外に、スマホ等情報機器を挙げているのが、「災害の今」を如実に表している。子どもがいる人は備えとして、いない人は手を差し伸べる側としても必読。2019/01/25