空気の授業―化学物質過敏症とはなんだろう?

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880493329
  • NDC分類 493.14
  • Cコード C0043

内容説明

2017年11月東京都町田市「香りと空気を考える会・町田」主催による講座の記録。

目次

1限目 地域名のない公害―そんな病気は本当にあるの?
2限目 日常を科学的にみる―食料・水・空気と化学物質
3限目 実験、調査の意味―シックハウス症候群と指針値と規制
4限目 暮らしに活かす―1万種類の化学物質とどう折り合うか
5限目 ゆえに、深く知ること―特定測定物質のトータルVOCと被害
6限目 暮らしを問う―身近で微量で危うい物質
質問の時間

著者等紹介

柳沢幸雄[ヤナギサワユキオ]
開成中学・高等学校校長。東京大学名誉教授。工学博士。元ハーバード大学大学院准教授・併任教授。当時「ベストティーチャー」に数度選出。空気汚染と健康の関係に関する研究・教育に従事し、シックハウス症候群、化学物質過敏症研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いくら丼

9
凄くさらっと読めるけど、わかりやすいグラフや例えが物凄く上手い。教育に従事する中でも、ストレートに世の中を良くする手段としての意識が高い方は、本当に良い本を書く。「世界人口の1ppbの人を呼び終わるのには7秒かかる」が、70億人を呼び終わるには「約222年」かかる……。化学物質はそんな少量で、人体に多くの影響を与えかねない。シックハウスはもちろん、殺虫剤や農薬の話も興味深い。そして、PM2.5が柔軟剤の消えない匂い由来。正直余計な匂いは邪魔でしかないので、そんなことで妙な破片を撒き散らさないでほしい……。2022/10/29

こち

1
揮発性物質おそるべし。プラスチック含め、肌荒れ・イライラ・アレルギー対策で気を付ける2021/02/07

Hiropon

1
とても読みやすい本。化学物質と我々の生活との関係をわかりやすく解説いてくれている。国は全く何も対策を講じていないと思っていたけれども、必ずしもそういうことではないことが理解できた。でも、やはり市民の生活と健康を守るために、更に突っ込んだ調査や研究を行って、危険性のある物質を炙り出し、その規制を厳しくやって欲しい。危険性を特定してからでなければ規制できない、という今までの慣行を見直し、安全性が確認できていない新規の化学物質の利用を制限することができないのか。2020/11/21

のりえ

0
❌ 化学物質過敏症。テレビで見て知ってることばかりが書いてあるようで読むタイミングを間違えた。読破せず2021/10/21

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