内容説明
8歳で突然の発症―。10万人に一人の確率といわれる1型糖尿病を発症した著者が、少年時代の絶望を乗り越え、病と向き合いながらエアロビック競技の世界一にまで上り詰めた、夢と希望の感動ストーリー。
目次
第1章 8歳の冬、突然の発症(極度の運動おんち、エアロビックに出会う;8歳の誕生日、食べそこねたケーキ ほか)
第2章 不治の病が、日常になるということ(エアロビック競技人生のスタート;自殺行為 ほか)
第3章 1型糖尿病だって、なんでもできる(夢の中まで、エアロビックざんまい;世界チャンピオンへの道 ほか)
第4章 1型糖尿病のいま(だれにでもわかる、糖尿病の話;予備知識ゼロの人でも、3分でわかる「1型糖尿病」 ほか)
対談 岩田稔×大村詠一―「負けへんで!」病気があったから、ここまで来られた(「低血糖に気をつけていれば大丈夫」大村君の言葉に励まされた;8歳発症(大村)と17歳発症(岩田)。病気の受け止めかたは全然違った ほか)
著者等紹介
大村詠一[オオムラエイイチ]
熊本県菊池郡大津町出身。1986年2月7日生まれ。認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク専務理事、熊本国府高等学校非常勤講師、西日本短期大学非常勤講師、熊本大学教育学部技術補佐員、熊本県エアロビック連盟理事、エアロビッククラブTeam OHMURA所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅんぺい(笑)
4
このひと、成績すごいな。難病を患っているうえで、こんなにきらきらして生きているのは、いろんなひとにとっての希望になるのでは、と思う。2014/10/14
もくもく
2
読了 早々に涙目になってしまい、一気読みは困難な一冊でした。大村詠一さんといえば、その輝くような笑顔がまず印象的です。しかし、その笑顔に至るまでの人生で、素晴らしい人たちとの出会いや、多くの気付きがあったのだと、改めて知ることができました。小学校での恩師が教えてくれた「誰もが苦悩を抱えている」という事実が、大きな困難に立ち向かう時にどれほどの支えとなったことでしょうか…。家族、主治医、恩師、友人、仲間、恋人、そして大村ジュニアたち…振り返れば、一つ一つの出会いの結果が、あの大村スマイルだったんですね!!2014/08/29
はな
1
1歳の息子が1型糖尿病を発症しました。大村さんのような方がいらっしゃることは、本当に勇気づけられます。2015/07/03