内容説明
緊急事態宣言が繰り返される中で、どう感染リスクを減らして教育・学習を継続するのかが問われている。本書では「学び」をとめないための努力に光を当て、学校、公民館、図書館、NPOなどの挑戦を紹介。あわせて、アメリカの教員組合が保護者・地域の方とともに「安全な」学校再開条件を勝ち取る過程のレポートからも多く学ぶことができる。
目次
第1章 コロナ禍の下での教育・学習の権利と地方自治体―日本国憲法の原則によるその展開のあり方(はじめに―生命の尊厳と学習・教育の権利;憲法の人権原則の確認1 基本的な人権規定を中心に ほか)
第2章 新型コロナ感染症に教育はどう向き合ったのか(パンデミック下における医療資源の「配分と倫理」問題;学校一斉休校と学校における防疫指針 ほか)
第3章 新型コロナ禍の公民館・図書館・自然学校の取り組み(新型コロナウイルス感染症拡大にともなう公民館の模索―試される「公民館の底力」;新型コロナウイルス感染症と「図書館」―どうしなやかにまなびつづけるか ほか)
第4章 アメリカにおけるコロナ禍の学校再開―シカゴ教員組合の事例を中心に(教員組合の方針により異なる再開率;コロナ保障、休業中の親に対する法的補償 ほか)
著者等紹介
朝岡幸彦[アサオカユキヒコ]
東京農工大学教授。日本環境教育学会会長。自治体問題研究所理事
山本由美[ヤマモトユミ]
和光大学教授。東京自治問題研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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