目次
第1章 国民健康保険のしくみ(国保の基本;国保が貧困を拡大する ほか)
第2章 国保って何?―質問と回答(運営主体編―国保って国が運営しているの?;財政編―国保って、保険料で運営されているの? ほか)
第3章1 都道府県単位化で何が変わるか(変わる市町村の財政運営;新たな財政運営の仕組み―キーワードは「納付金」と「標準保険料率」 ほか)
第3章2 新しい保険料を試算する―「高い保険料」「高い窓口負担」は解決するか(大きく変わる市町村国保特別会計;新たな財政の仕組み ほか)
著者等紹介
神田敏史[カンダトシフミ]
1958年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、神奈川県庁に就職。広報課、県税事務所、国民健康保険課等に勤務。現在、神奈川県職員労働組合中央執行委員長、神奈川県職員労働組合総連合執行委員長、神奈川自治労連副委員長
長友薫輝[ナガトモマサテル]
1975年、宮崎県生まれ。龍谷大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程単位取得。津市立三重短期大学専任講師、助教授を経て、生活科学科教授。社会福祉士。自治体問題研究所理事、日本医療総合研究所理事等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akihiro Nishio
20
国保データ分析の仕事が回ってきたので、国保を理解するために読んだ。今年度から市町村から県へ運営の主体へと変更され、それに関わる保険料の変化にも触れられているが、本書執筆時で未確定なことが多すぎて、どこかの答申の丸写しのようになっている。また、国保事業全体への言及はなく支払いと給付のみの言及であるのは物足りない。まだ係数が決まっていなかったので具体的な数字がないのはしょうがないが、これでイメージしろというのは無理。また、国の支払い分を増やせ、累進率を上げろという政治的な主張が繰り返されるのにはうんざり。2018/06/07
kadoyan
3
国保の都道府県化が目前。複雑な国保のしくみをいちから解説しながら都道府県化で、どう変わるのかも紹介。なかなか1回で把握しきれないが、大枠はつかめたかな。しかし1番の問題はやはり国費の負担率を下げてきたこと。根本的には、国の補助率の引き上げが、やっぱり求められるんだな。2018/02/03
ふたし
0
後半は都道府県が国保の運営主体となることで、国保の財政運営がどうなるのかを国の通知などを元に解説しているが、前半は国保は社会保障であり保険料は安いほどよいという考えに基づいて書かれているため、少し偏った内容だと思った。2021/01/16
Katsuyo Kudo
0
質問回答がわかりやすいです。全体をざっくり見る感じです。2018/04/01
-
- 和書
- 作家の人たち 幻冬舎文庫