内容説明
一九九七年七月五日、福岡大学セミナーハウスにおいて、著者の長崎県立大学学長就任と福岡大学退職記念のために市民講演会を開いた。「博多っ子学者が語るいまだから憲法」というテーマで、ざっくばらんな話をした。その時の話をもとにして福岡県自治体問題研究所の所報「福岡の暮らしと自治」に六回にわたって連載した。本書は、これらを冊子にまとめたもの。
目次
憲法の原点
私の憲法学
憲法は今
今こそ憲法を
国旗・国家法と憲法と大学
平和・人権・国民主権と日本国憲法―憲法調査会第六回地方公聴会
住基ネットと管理社会―住民基本台帳ネットワークの差止め等請求事件
私と平和憲法―二〇〇四年憲法施行記念福岡県民集会での講演
著者等紹介
石村善治[イシムラゼンジ]
1927(昭和2)年2月福岡市で生まれる。1933(昭和8)年4月福岡市立奈良屋尋常小学校入学。1939(昭和14)年4月福岡市立福岡商業学校入学。1941(昭和16)年4月福岡県立福岡中学校第3学年編入。1944(昭和19)年4月(旧制)福岡高等学校文科入学。1947(昭和22)年4月東京大学法学部政治学科入学。1950(昭和25)年3月同大学卒業。1958(昭和33)年9月福岡大学法経学部講師。1968(昭和43)年4月福岡大学法学部教授(1997年2月まで)。その間、福岡大学法学部長、副学長歴任。1997(平成9)年3月長崎県立大学学長(2002年2月まで)。1997(平成9)年5月福岡大学名誉教授。1999(平成11)年5月福岡県自治体問題研究所理事長(1977年より副理事長)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。