内容説明
京都にある「西新道錦会商店街」は、全国の商店街が「停滞または衰退」と答えざるを得ない状況の中にあって、ICカードやファックスといった最先端の情報機器をいちはやく導入して業績を伸ばし、「地域に根ざした商店街」をさまざま模索している商店街である。なぜ“前掛け商売”の寄り合い所帯である西新道錦会が全国の商店街から注目されるのか、なぜ最先端システムを売上げ増に結びつけて元気なのか。わざわざ全国から、その“元気の素”を探りに大勢の人がやってくる。その方々の疑問に答えようと思いまとめたのが本書である。
目次
1 「西新道錦会」がしていること(いまどきの商店街―高齢化と大型店の攻勢の前に;「エプロンカード」事業;ハードよりソフトだ ほか)
2 対談「西新道錦会」の未来
3 地域との共生こそ商店街の生きる道