「公共工事」の安全を考える―広島市の橋げた落下事故訴訟をめぐって

「公共工事」の安全を考える―広島市の橋げた落下事故訴訟をめぐって

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  • サイズ A5判/ページ数 112p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880372877
  • NDC分類 510.91
  • Cコード C3051

内容説明

1991年3月14日、広島市の新交通システム(通称「アストラムライン」)建設工事中に、約60トンもある橋げたが交差点で停止中の自動車の上に落下し、15名が死亡し、8名が負傷した。1998年3月24日、広島地裁は、広島市や業者に対して2億3000万円の損害賠償の支払いを命じた。工事発注者である広島市の工事についての監督・指示が不適切であったことを指摘し、民法七一六条但し書にいう注文または指図における過失を認めたのだ。工事の安全を建設業者まかせにしてはならないということである。本書は、この判決を契機に、あらためて公共工事の安全性を考えるために編集されたものである。

目次

1 橋げた落下訴訟で何が裁かれたのか(橋げた落下事故から判決まで―私たちは、何を争い、何を問うてきたのか;公共事業とまちづくり;判決の意義と法的な意味を考える;被害者からの発言、会場からの発言)
2 「公共工事」の安全を考える―広島市新交通システム橋げた落下事故訴訟判決をめぐって
3 公共工事による人身事故と注文者の責任―広島アストラムライン橋げた落下事故判決に触れて

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