内容説明
本書は、全国各地で区画整理事業に直面している住民が、自分たちの納得できない事業とたたかって、自分たちの権利やくらし、自分たちのまちを守るのに役立つようにとの見地から、今回まったく新たに編集したものである。内容は、連絡会議が主催する年一回の全国研究集会での討論や、連絡会議が発行する月刊「区画・再開発通信」の編集・取材活動など、これまでに蓄積された全国の住民運動の経験をことごとく踏まえた。
目次
第１章 区画整理への住民の視点（区画整理の意味するもの；何のための区画整理か；区画整理への対処の仕方；「まちづくり」の本当のあり方）
第２部 区画整理の基礎知識（区画整理と都市計画；区画整理にはどんな歴史があるか；区画整理とはどんなものか；区画整理の準備段階 ほか）
第３部 区画整理対策問答（都市計画決定がされようとしているが；立ち入り調査・測量の通知がきたが；事業計画をどうみるか；事業計画が決定されようとしているが ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamayuuri
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熟読。あまりの高クオリティに驚愕した。何も知らない人が、いきなり区画整理に対峙したらどうすればいいか。その視点から始まっているが、実務的な部分から、Q&Aまで追いかけると単なる入門編にとどまらず、仕組み全体をがっちり掴めるようになる。同種の本としては群を抜くのではないか。2010/09/09
