内容説明
幽玄・さび・花・あはれ・余情―記紀万葉以来の美意識、感受性、叡智を薬籠中のものとして、現代と遙かなる古代の岸辺を遊行する純粋孤絶の詩的空間。『浮舟』で現代女流詩人賞を受賞した閏秀が、魂の岸辺を噛む波の音に、ときに幻野に咲く草の木のそよぎに託した比類なき相聞、挽歌の世界。三井詩の到達点。
目次
はなびら
藤の宿
夢一夜
畳屋町
萩の朝
秋が
咲いて出たら
めじるし
川
表札のこと〔ほか〕
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- 和書
- 檸檬のころ 幻冬舎文庫
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- 和書
- 経営学小辞典 有斐閣双書