内容説明
本書は十数年の真摯な英語授業の見事な成果であり、高校生相手に意に叶う努力する著者の苦心惨憺ぶりが紙面に滲み、その問いかける人生の重大問題に答えるよう読者にも迫ってくる。
目次
1 ブレヒト作『ガリレイの生涯』論(転向の問題;自然科学者の倫理の問題;ガリレイに未来はあるか)
2 生徒とつくる文学論(「兎の眼」を読んで…。;灰谷健次郎作「太陽の子」のよびかけるもの;「ガリレイの生涯」の訴えるもの;外国語学習と文学教育;Told By The School Master感想小論文を読んで)
3 チャールズ・チャップリン論(愛と平和の戦士チャップリン;チャールズ・チャップリンと現代高校生気質;You are not machines!You are men英語選択授業―ひとつのこころみ)
4 1年を見通した平和教育
5 キリスト教の出会いとは何か
著者等紹介
島崎嗣生[シマザキツグオ]
1953年島根県浜田市生まれ。東京都立大学ドイツ文学科卒。明治学院高等学校教諭
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