内容説明
本書は雑誌『民主文学』に一九九六年一月号から翌一九九七年十二月号まで、二年に亘って連載した文章をまとめたものである。格別の構想もなしに思いつくまま書き流し、あやふやな記憶の森を彷徨い、行きつ戻りつの低回的自伝である。旧制高校に入って一九三三年頃から、一九四五年の終戦までのことが主である。
目次
落第横町
喫茶店マニア
横町の大学生たち
本郷区駒込浅嘉町
文学青年と教師
サッカー
舞姫
番衆町
怪しげなアカ
山中湖の霧〔ほか〕
著者等紹介
永井潔[ナガイキヨシ]
1916年群馬県生れ。日本美術会々員、日本民主主義文学同盟員、著書に『芸術論ノート』『人間と芸術と』『芸術と自由』『反映と創造』『永井潔画集』等
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