内容説明
あるところにずる賢いうさぎがいました。そのうさぎは畑を荒らす常習犯。手をやいた畑の主人は、わなをしかけます。そして、とうとうつかまえたうさぎにたっぷりとえさをやり続けました。うさぎはとても幸せです。ところがある時、たくさんえさをもらっている理由を知ってしまいました。主人はうさぎを太らせて、食べてしまおうとしていたのです。さあ大変、うさぎは何とかして逃げようと必死になります。そこへ、おおかみがやって来ました。さて、この二匹のやり取りは…。
著者等紹介
ゴンサレス,パブロ[ゴンサレス,パブロ][Gonzalez,Pablo]
ブラジルに生まれ、1962年に来日。その後およそ40年に渡って日本各地を訪ね歩き、多くの人々、様々な逸話に出会う。現在は、東京で出版業に専念
ハリル,オスヴァルド[ハリル,オスヴァルド][Jalil,Osvaldo]
1950年3月15日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのアバスト地区で生まれる。アルゼンチンとキューバの著名な版画家たちの元で学ぶ。1982年から自分のアトリエで版画を教える。これまで自国以外にも、スペイン、中国、日本、マレーシア、フランス、エジプトの展覧会に参加し、高い評価を受けている。アルゼンチンでは、国や地方の名の知れた賞を数多く受賞。版画家協会「シロン・アルヘンティーナ」の創立者でもある。専門は木版画
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。