内容説明
太古の昔より、動物の恩返し伝説は数え切れないほど語り継がれてきた。本書も動物の恩返しの話である。狩人に命を救われた巨大なカメは、今度は自分の命をかけて恩人を助けるのだ。時に動物は人間と同じくらい、いや人間以上に義理がたい。受けた恩に報いるため涙ぐましいふるまいに出ることがある。アルゼンチンの絵本。
著者等紹介
キロガ,オラシオ[キロガ,オラシオ][Quiroga,Horacio]
1878年に、ウルグアイのサルト市に生まれる。主にアルゼンチンで作家活動を展開したが、ブエノス・アイレスだけではなく、彼が深く愛するミシオネス地方のジャングルでの暮らしも長かった。この地方は、1918年に刊行されたCuentos de la Selva「ジャングルのお話」の舞台にもなった。1937年没
ラポルタ,サンドラ[ラポルタ,サンドラ][La Porta,Sandra]
1965年に、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに生まれ、木版画とリトグラフを学ぶ。1988年に美術学校を卒業し、オスヴァルド・ハリル氏に版画を学ぶ。数々の個展を開き、国内外の展覧会にも参加している
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