APIC国際協力マンガシリーズ
アリンゴと日本のママ―アフリカでよみがえった日本のぞうり

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  • サイズ A6判/ページ数 128p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784878012549
  • NDC分類 K333
  • Cコード C0000

内容説明

アフリカ、ケニアの小さな村エンザロ。この村では、日本の支援(ODA)で保健・衛生の改善のためのプロジェクト(事業)が行われることになった。そのためJICAから専門家として、村に一人の日本人女性がやってきた。彼女は、村の人たちを集めて、健康な体作りのための栄養の大切さを一生懸命説明するが、村の人たちはなかなかわかってくれない。そんな彼女と村の人たちのかけ橋になったのが、アリンゴ少年とその家族。彼女のために、アリンゴは村の人たちを紹介する。そんなある日、彼女は長い間、ケニアで活動している日本人の友人を訪ねて悩みを相談する。彼は「アフリカの人たちを手伝ってあげるという気持ちではなく、仲間になること」とアドバイス。この一言で、彼女は目覚め、アリンゴの協力も得て、村の人たちの一員として接するようになる。やがて彼女は、村の人たちの保健・衛生上の問題点の原因を見つけ出す。そして、その解決策として彼女が考えたのが、日本に昔から伝わるかまどやぞうりだった。彼女は、日本の伝統の知恵をアフリカでよみがえらせたのだ。そんな彼女を村の人たちは「日本のママ」と呼ぶようになる。「日本のママ」の仕事を見てきたアリンゴもまた、ケニアの人たちの生活の向上のために働くことを決心する。

目次

エンザロ村との出会い
アフリカの友達に
かまどの誕生
パティパティ作り
村を変えよう!
別れ
日本での再会
再びアフリカへ
資料編 国際協力まめ知識

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoki

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思いでの一冊。小学生の時に読んで印象に残っている本。日本人の女性が、ケニアのとある村で悪戦苦闘しながら命にかかわる問題を日本人の支点で解決していく本。話の内容はフィクションだが、いくつかの実例を参考に書いたように思う。小学生当時裸足で駆け回る子供がいることに衝撃だったし、それで感染症に陥る子供がいることも衝撃だった。だがこの本の発行された10年以上後でも現実にそんな子供たちがいることを目にした。本に書かれたことがいま世界のどこかで起きているリアルだったと知った。2016/12/01

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