内容説明
昔、金のくさりに大つぶの宝石をはめこんだ、美しい首飾りを持つからすがいました。からすはめんどりにその首飾りを貸しました。さて、首飾りを自分のものにしたくなっためんどりは、にせものを上手に作り、からすをだまそうとしました。それに気づいたからすは激怒してめんどりのもとにとって返します。フィリピンに古くから伝わる民話ですが、新進気鋭のイラストレーターの斬新な筆でみごとに生まれ変わりました。
著者等紹介
アルカラス，フランシス［アルカラス，フランシス］［Ａｌｃａｒａｚ，Ｆｒａｎｃｅｓ］
１９７５年生まれ。フィリピン、アテネオ・デ・マニラ大学で絵画を学ぶ。在学中より既に、随筆や詩集のさし絵を手がける。学内のコンテストで数々の賞を受賞。第１０回野間国際絵本原画コンクール（１９９７年）で佳作入賞
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感想・レビュー
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ツキノ
6
図書館の書庫の絵本を読もうキャンペーン・60 フィリピンの民話を元にしたおはなし。タイル画を模した？絵がおはなしにぴったりで好みだ。羽が人間の手のようになっているのがいいのか、悪いのか…？文字部分にひよこたちが必ず書かれていて、その理由がおはなしを最後まで読むとわかる。民話によくある、生き物の生態の理由付け。からすがひよこを狙うわけ、めんどりが地面をつつくわけ。2017/06/01
7petit
5
フィリピンの民話。モザイク画のような美しさ。なぜ めんどりは 地面をつつくようになったのか？理由がちょっぴりコワイ。まだ見つからないんだね。欲深いのはいけません！2012/12/27
なま
1
欲張る気持ちと、相手を欺こうという気持ちは自分に返ってくるという教訓本。 なぜにわとりが地面をつつくのか？その理由も明らかに?2016/10/23
pin
1
ひよこかわいそう。2008/10/06
のん＠絵本童話専門
0
読んだ絵本の冊数が膨大になって基準値が高くなっていること、そしてまず未読の蔵書に親しんで欲しいという思いもあって、新しく出会った絵本はよほどでないと子どもには読まずに返却…なのですが、これはびびっときてすぐ読みました！！ステンドグラス風？なモザイク絵が独特で魅了されます♡にわとりがコツコツ地面をつつくようになった訳のなぜなぜ話になっているのが面白く、なのに話の筋がすっきりシンプルなのも良いなと思ったところです！フィリピンの昔話。東京子ども図書館推薦2023/09/29
