内容説明
むかしむかしそのむかし、ちっちゃなこどもの皇帝がいました。皇帝は、とてもお寝坊さん。毎朝の会議には必ず遅刻です。「どうして朝早くから起きて、難しい話を聞かなくちゃならないんだろう…」皇帝には、どうしてもわかりません。ある日のこと、そんな皇帝の前に、男の子が現れます。皇帝は男の子に教えてもらった、ボールけりに夢中になります。あんなに朝起きるのが苦手だった皇帝が、毎朝その男の子とボールけりを始めました。おかげで、会議に遅刻することもなくなりました。皇帝は大人になっても、毎朝のボールけりは決してかかさなかったとさ。