内容説明
ボーイとして乗り込んだ密漁船からの脱出を試みる僕(山路健二)と陳君。次々と奇怪な事件に巻き込まれるが、年老いた科学者、生理学者との出会いが、二人の運命を変えていく。
著者等紹介
寺島柾史[テラシママサシ]
1893年、北海道生まれ。幼少より文学に関心を持ち、青年期には「秀才文壇」「文章世界」などの文芸誌に投稿するようになる。上京して、工手学校を卒業した後、北海道や東京で新聞記者の職を得た。1916年頃から文筆活動を再開し、1929年に小説『鹿鳴館時代』を刊行。近代史を扱った歴史小説のほか、冒険小説や科学に関する書物などを多数刊行した。1934年、少年誌「日本少年」に白木陸郎のペンネームで『極北の怪工場』を発表。以後同誌の廃刊まで、多数の少年SF作品を寄稿した。1952年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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