内容説明
格闘する祭り。肉と肉がぶつかり合う格闘のプロトタイプを追って、イングランド、秋田美郷、ボリビア、長野野沢温泉、そしてジョージアへ。
目次
Shrove Tuesday―告解の火曜日(イングランド)
骨の髄―Down to the Bone(秋田県)
Charanga―吹奏楽団(ボリビア)
手負いの熊―Wounded Bears(長野県)
Opens and Stands UP―光ある未来へ(ジョージア)
群衆の力能と写真形式―甲斐啓二郎写真集『骨の髄』解説(近藤和敬)
記憶の舟―『百年泥』と『骨の髄』を結ぶもの 石井遊佳(小説家)×甲斐啓二郎(写真家)
祭事の概要
著者等紹介
甲斐啓二郎[カイケイジロウ]
1974年福岡県生まれ。2002年東京綜合写真専門学校を卒業。現在、同校非常勤講師。スポーツという近代的概念が生まれる以前の世界各地で伝統的に行われている格闘的な祭事を、その只中に身を投じながら撮影し、人間の「生」についての本質的な問いに対して写真で肉薄する作品を発表している。写真展「手負いの熊」「骨の髄」で第28回写真の会賞を受賞。個展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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