呪い釘

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880084756
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

八十路を越えた山の作家。いよいよ佳境に入る、書き下ろし民俗伝奇小説集。

著者等紹介

宇江敏勝[ウエトシカツ]
1937年、三重県尾鷲市の炭焼きの家に生まれる。1957年、和歌山県立熊野高校を卒業後、紀伊半島の山中で林業労働にたずさわるかたわら、文学を学ぶ。現在、作家、林業、熊野古道語り部。文芸同人誌『VIKING』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はじめさん

20
おっ、読メレビュー一番乗り! 昭和初期の紀州和歌山に暮らす人々の身近にはまだ霊的なものが身近だった。そんな人々の不思議な話を伝聞したもの。/ お化け出没スポット怖いけど通らないと帰れない→せや! 家に電報打つ→郵便局から配達員が出る→ぴったりマークする事で実質2人、怖さ半減、安いもんやで!(考えた人頭いいな)/ 表題作は隣村から嫁いできて子供も産まれた女。だが夫は他の女と逃げた→神域の森の樹に呪いの五寸釘が! 村人皆んな捨てられた女が打ってるの知っているが見て見ぬ振り、呪わば穴2つーーら救いのないオチ待つ2018/12/29

青雲空

3
これはアカンかった。説明調が過ぎて小説とは思えない。 伝奇も何それレベル。 明治期の民俗を知ることはできるので、そういう書籍として刊行されるべきでした。2019/02/21

yasu_z2

2
題名と民俗学伝奇小説とあったので読んでみたら平凡な昔話が続いてがっかり!2022/04/02

のゑる

1
「熊野の三体月」「呪い釘」「小和瀬の渡し」「藤織りの女」の4篇。明治から昭和の熊野付近の農村で暮らす人々の物語。「呪い釘」は少し異色だが、他は田舎の狭い人間関係の中で助け助けられ、貧しいながらも日々の暮らしに楽しみを見出す、働き者の生活を詳細に記している。「藤織りの女」の主人公ヤスヨは自分と歳が近く、身を粉にして働いていて尊敬する。ちょっとした怪奇話が差し挟まれるが、「呪い釘」は薄暗い闇の中から得体の知れない何かに見られているような不気味さを終始感じた。2022/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13208918
  • ご注意事項