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内容説明
1976年夏。ストックホルム郊外の湖畔に建つ、白い「家」。共同生活を送る、三組の若いカップルとひとりの青年。青年に思いを寄せたマリーエ。だが彼女は、スタファンと結婚する…。それから三十年の歳月が流れたある朝、新聞の赴報を目にし、マリーエは動揺する。そこには、あの夏、あの「家」でともに過ごした青年の名があった。彼が撮った映像から、マリーエは過去の記憶をたぐり寄せようとする。古い権威が崩れ、自由を手にしたかに見えた世代は今…。
著者等紹介
トール,アニカ[トール,アニカ][Thor,Annika]
1950年、スウェーデン第二の都市イェーテボリに生まれる。映画制作関係者の養成機関である国立映画演劇学校(Dramatiska Institutet)卒業後、図書館員やフリーライターを経て、1996年、『海の島―ステフィとネッリの物語』で作家デビュー。「ステフィとネッリの物語」シリーズ三作目『海の深み』で、1999年にスウェーデン図書館協会よりニルス・ホルゲション賞を、シリーズ四部作すべてに対して2000年にポーランドのヤヌシュ・コルチャック賞を、また1997年に『ノーラ、12歳の秋』(邦訳=小峰書店)でスウェーデン出版社協会よりアウグスト・ストリンドベリ賞を受賞
菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。現在、スウェーデンの作品を中心に、絵本から小説まで幅広く翻訳を手がける。2009年、スウェーデン王国より北極星勲章受勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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