内容説明
外来の先進の“知”に、得意とする加工を施し、世界に発信するプロセスを様々な学問領域から検証する。
目次
序論 「知の加工学」の可能性
“知”の受容・加工(近代日本の「知の加工」と翻訳―「新漢語」を事例として;九州帝大初の女子留学生―趙賢景の軌跡にみる知の移動/加工;幕末・明治期における西洋の政治的諸概念の加工―認知意味論的な視点;“知の加工”と“教養”―和辻哲郎とデューイにおけるヘーゲル哲学の加工;日本近代文学における身体の受容と表現―明治期裸体編;石炭液化とイソオクタン製造にみる日本の技術水準―米独の航空機用揮発油製造技術と戦時の技術移転)
“知”の活用・発信(日本におけるコミュニティ概念の定着と住民自治―カタカナ語による知の受容・加工・発信可能性;日本留学者の帰国後の就業状況と留学経験への評価―中国人の大学院修了者を事例として;法整備支援と日本の経験;日本の原子力産業の国際戦略―知の加工学への示唆)
著者等紹介
松永典子[マツナガノリコ]
1959年生まれ。長崎県出身。九州大学大学院比較社会文化研究院教授
施光恒[セテルヒサ]
1971年生まれ。福岡県出身。九州大学大学院比較社会文化研究院准教授
吉岡斉[ヨシオカヒトシ]
1953年生まれ。富山県出身。九州大学副学長。同大学大学院比較社会文化研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 恋は暗黒。 MF文庫J