内容説明
ベルリンのアーティスト、塩田千春氏のデザイン教育研究センターにおける特別講義の記録。
著者等紹介
塩田千春[シオタチハル]
1972年、大阪生まれ。1992‐96年、京都精華大学洋画科、村岡三郎に師事。在学中にオーストラリア国立大学に交換留学生として留学し、卒業後、渡独。1996年よりハンブルク大学、ブラウンシュバイク美術大学、ベルリン芸術大学に在籍し、マリーナ・アブラモヴィッチ、レベッカ・ホーンに師事。現在、ベルリンを拠点として、制作活動を続ける。衣服、窓、ベッドなどを素材とした作品は人々の夢や記憶を喚起し、2001年、横浜トリエンナーレに出展された作品「皮膚からの記憶」が観客に与えた深い印象、強いリアリティが、日本においてその作品が広く知られるきっかけとなる。2007年度に、咲くやこの花賞、続いて芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょ
1
久しぶりに作品を拝見した美術館に置いてあったので、旅先だというのに喜び勇んで購入した本です。ちょうど塩田氏を知ったきっかけであった個展のタイミングでの講義だったとのことで、知ってたら行きたかったという気持ちでいっぱいになりつつ読了。やっぱり個展見て時間が経っていない頃に読みたかった一冊だし、今回見た作品を見る前に読みたかった一冊でした。それくらい、作品に対する考えや過程を知って興味深く感じております。2016/11/19
mojikatzchen
0
塩田さんの作品が好きです。ご本人の言葉から断片的に作品に触れることが出来たような気持ちになりました。2012/10/01
ayano
0
神戸芸術工科大学で行われた塩田千春さんのレクチャーをまとめたもの。主に、作品制作過程に何を思い、何に興味を持ち制作していたか。ドイツで生活しながら作り続けてきた内容などを読み取ることができる。塩田千春さんを知る上では、とてもいいと思うけど、個人的には、もっと突っ込んだ話とか聞きたいなぁと思いました。2009/06/21
秋山真琴
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塩田千春さんのことを知ったのは2011年。以来、本書を読みたいと思い続けていたけれど、ずいぶん時間が掛かってしまった。作品への向き合い方、時間感覚、キュレーターと二人三脚で展示を作っていくという考え方に触れられて良かった。2023/10/28