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内容説明
職を失ったその日に、恋人とも別れたモラグは傷心を抱いて兄のもとを訪れた。数ヵ月会わないうちに兄アリステアはすっかり変わっていた。やつれ果て表情も苦々しく、彼女よりよほど慰めが必要らしい。モラグは、兄が勤め先で使い込みをして今、処分を待っているところだと知った。やがて現れた雇い主のカラムは、モラグを見て妙な提案をした。アリステアの問題を隠便にすますかわりに、モラグが冬の間、雪に閉ざされるカラ島へ行ってカラムの祖母の話し相手を務めるというのだ。