火山灰地

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  • サイズ B6判/ページ数 420p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880083254
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0093

内容説明

北海道十勝平野を舞台に、二部7幕の悲劇。リアリズム演劇の枠を超えて新たな地平を切り拓いた名作。

目次

戯曲 火山灰地 二部作
「火山灰地」をめぐるエッセイ(こういう戯曲は書きたくない;掌のなかの自叙伝;火山灰地を踏む;火山灰地書簡集・第四信(草稿)
「火山灰地」登場人物の横顔
「火山灰地・書簡」吉田隆子宛
「火山灰地」の音楽)

著者等紹介

久保栄[クボサカエ]
1900(明治33)年12月28日生まれ。1926(大正15)年東京帝国大学独文科卒業。5月、築地小劇場文芸部に入り、以後、小山内薫、土方与志のもとで劇づくりを学び、主としてドイツ演劇の翻訳・評論活動を行う。1929(昭和4)年3月、築地小劇場脱退。4月、新築地劇団創立に参加。7月、新築地退団。1934(昭和9)年12月、新協劇団演出部に加入。1945(昭和20)年11月、滝沢修、薄田研二と「東京芸術劇場」(東芸)・付属研究所を創立。1946(昭和21)年1月、新日本文学会常任中央委員になる。1958(昭和33)年、3月15日、自殺
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感想・レビュー

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T. Tokunaga

3
飯沢匡、田中千禾夫や藤森成吉を読んだときにも思ったのだが、この時代の戯曲というのは、雑談のノリ、メロドラマ的にもなる劇的状況、慎重で真剣な議論、くすぐりをバランスよくつくる、すぐれた劇作品が多いように感じる。ことに、この戯曲は登場人物が20人くらいいるし、そのそれぞれが平面的だが、その分印象的で、平面的人物の強靭さを感じさせる。個人的に好きなのは、貧しく身持ちは悪いが、芯の通った農家の娘として描かれる足立キミである。2025/01/21

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