内容説明
ジェンダー/セクシュアリティの視座から、身体の文化を透過する話題書の全面改訂版。巻末に著者と女装家・三橋順子、ヒジュラ写真家・石川武志による鼎談「トランス社会の倫理と論理」を新収録。
目次
第1章 異装という身体装置(衣裳の陰画;トランスヴェスティズムと同性愛 ほか)
第2章 ゲイ繚乱―キャンプな身体の生成に向けて(ホモ行為にでる動物たち;制度的少年愛 ほか)
第3章 フェミニスト・パフォーマンスの光芒(レイプを告発するパフォーマンス『インセスト』;アメリカにおける『第二の性』の波紋 ほか)
第4章 レズビアン・ルネッサンス(レズビアン演劇の根城、ワーウ・カフェ;レズビアン演劇の傑作『賃貸用礼服』 ほか)
付録 徹底討議 ヒジュラに学べ!トランス社会の倫理と論理(石井達朗+石川武志+三橋順子)
著者等紹介
石井達朗[イシイタツロウ]
慶応義塾大学大学院修士。州立ハワイ大学講師、私立ニューヨーク大学大学院演劇科のフルブライト研究員(七九~八一)、同大学院パフォーマンス研究科(八七~八九年)ACLS研究員などを経て、慶応義塾大学教授。専門は舞踊・身体文化。関心領域として、サーカス、演劇、アジアのシャーマニズムと伝統芸能などもある。舞踊評論家として舞踊評、サーカス評なども執筆
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