内容説明
50年前のアイルランド南部で牧場をいとなむ大家族。小さな村の自然と神がまぢかな静かな暮らし。一人の主婦が少女時代を回想してつづった、アイルランド史上最大のベストセラー。
目次
時はうつって
こどもの巣
巡回ミサの準備
神の祭壇のもとに
動物たちの乳母がわり
春の前ぶれ
永遠の青年
しっぽの長い家族
大地近く
四季のお祝い
ゼリー壺
偏屈じいさん
ホリデー鳥
広々とした場所
もとの素朴さへ
ケイシー夫人
大地の女
牧草地のティータイム〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
17
1940年代、著者が10歳頃までのアイルランドの農村の生活を書いたもの。これからの世代の人には経験できないことだから子孫のために記録を書き留めたという通り、まさに古き良き時代の素晴らしい部分がみっちり詰まっていてメルヘンを読んでいるような気分になる。個性的な家族やご近所さんたちの思い出話が楽しい。素直で茶目っ気のある文章が心地良くて癒された。2021/11/26
ゆかっぴ
6
人と人との交流が少なくなってきた今の生活に疲れを感じている私にとても安らぐ一冊でした。自然や宗教との付き合い方、家族、近隣の人たちとのつながり、自分とは違う多様な考え方を受け入れる柔軟さなどこれからの生き方のヒントになりそうです。2021/07/07
なおん
4
20年ほど前に出た本だけど、舞台はさらに50年を遡ったアイルランドの農村での暮らしが書かれたもの。家族のような近所づきあい、動物と農場、カトリックの風習と、見ず知らずの外国の農村生活を覗き見てる気分。全く違う世界での人生に思いをとばす事ができるのは本の醍醐味だなあ…。2015/10/03
あっちゃん
2
「スカーレット」の舞台になっていたのでアイルランドに興味があり、手に取った本。昔の暮らしって、とても大変だけどやっぱり楽しそう。「赤毛のアン」「大草原の小さな家」シリーズが好きな人にお勧め!2010/06/14
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