感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たみ
12
原書は1989年、アメリカ都市伝説集第4作目にあたる作品、著者は民俗学者。願望・恐怖・罪悪感・笑い、人々の感情が反映された伝説の数々。コミュニケーションツールにもなり風評被害にもなる。まるままソックリではないけど、私も聞いたことのあるものがいくつか。「犬よけの水入りガラス瓶」は日本では「猫よけペットボトル」として流行したんじゃないかなあ。日本人が旅行者として登場する「手足を切断された花嫁」は、この本では舞台がヨーロッパになっているけど、アジアの田舎として聞いたことがある。形を変えて伝わっていく。2015/07/04
王天上
4
エッセイを集めた体裁になっているので、シリーズの中ではこれが一番軽く読めた。このごろ流行の都市伝説に比べると、素朴な味わいがあっていいですね。2014/09/11
しぐ
3
アメリカの都市伝説がテーマごとに集められている。「エイズ・メアリー」を読みたくて手に取ったけど、結局全部読んでしまった。やはり都市伝説は面白い。2016/10/20
時雨
0
Urban Legend(都市伝説)を命名した米国の民俗学者によるシリーズ第4弾、1992年7月(原著1989年)初版。/当地を中心とするさまざまな噂を分類した上で解説するコンセプトそのものは過去3作と共通。ただ、本作は過去3作の反響を受けて著者が連載を始めた全国配信の新聞コラムを再構成したもので、比較的硬い文章が多かった過去作に比べると文体はかなりくだけており、ときには読者の手紙と著者からの返信を並列掲載する形を取ったりもしている。この点訳者も苦心したようで、熟れきっていない文体が少し読みにくく感じた。2025/02/13
をとめ
0
図書館2022/01/24
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- 和書
- うらさだ