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出版社内容情報
《内容》 麻酔は本来、睡眠、無痛、筋弛緩、反射の抑制を必要条件としているが、自ずと侵襲の抑制と反応の修飾を行っている。21世紀に入り、バランス麻酔の発展とともに麻酔の役割や意義も変化して行き、侵襲と反射の統御がその中心に位置するようになった。21世紀の指針と言える麻酔科医、必携の一冊。
内容説明
近時外科治療は益々精緻となり、複数あるいは広範囲の臓器にメスを加え、長時間を要し、生体を一時的に非生理的環境に暴露することも必要となっている。このように侵襲が巨大となれば、生体の反応も必要以上に過剰となる場合もある。本書では外科操作が侵襲となる過程から説き起こし、麻酔が侵襲を低減し、侵襲情報の形成を修飾し、反応を合目的化する点にまで言及している。
目次
第1章 侵襲制御の意義と展望(侵襲制御の意義;外科侵襲とは ほか)
第2章 手術侵襲と生体の反応―反応の経路(免疫系;内分泌系 ほか)
第3章 手術侵襲と生体の反応―反応の実際(呼吸・循環;体液代謝 ほか)
第4章 21世紀の麻酔管理―その指針
著者等紹介
小川龍[オガワリョウ]
日本医科大学麻酔科教授
弓削孟文[ユゲオサフミ]
広島大学医学部麻酔科蘇生科教授
細川豊史[ホソカワトヨシ]
京都府立医科大学麻酔科助教授
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