胸部疾患におけるヘリカルＣＴ検査と読影

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胸部疾患におけるヘリカルＣＴ検査と読影

森清志【編著】
真興交易医書出版部（2000/04発売）

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サイズ B5判／ページ数 150p／高さ 27cm
商品コード 9784880036083
NDC分類 493.3
Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》　本書は、既にルーティン検査として確立したヘリカルＣＴを一から学ぶための入門書として編纂。専門家が日常の検査で必要とする撮影法と、多数の写真・図版を盛り込んで気管支の解剖も懇切丁寧に解説。読影のポイントとその目のつけどころがわかる。呼吸器科必読。コメディカルの方にもおすすめ。

内容説明

ＣＴの出現は画像診断学の飛躍的な進歩を遂げたのはいうまでもない。研修医時代、一生懸命ハンマーをたたいて脳出血患者の神経学的所見をとり、出血部位をやっと推定した時、先輩にその患者のＣＴ写真を見せられた瞬間の驚きと感激は今だに覚えている。レジデント時代に本格的に胸部ＣＴ検査、読影に携わるようになった。撮影範囲を決定する上でのスキャノグラムの画像を見た時に、スキャノグラムを撮影するようにＣＴ寝台が連続的に移動しながらスキャン撮影できないものかと思った。そうすれば、短時間に広範囲を撮影でき、胸・腹部領域において呼吸変動や体動の影響を受けることなく連続したデーターを得ることができる。これは誰しもが描いた夢であった。このヘリカルスキャンにより起こりうるモーションアーチファクトの問題を解決し、実用化に漕ぎ着たけのは、８０年代の後半であった。ヘリカルスキャンの登場によりＣＴ診断も静的診断（２次元）から動的診断（３次元）に移行してきた。