出版社内容情報
《内容》 今日の精神科医療は抗精神病薬などの薬物療法が中心であり、抗精神病薬の投与量は増加し、治療期間は延長の傾向にある。そして、精神障害者の高齢化にともなって、薬物療法により発生する種々の問題が取り上げられている。その一つが遅発性ジスキネジアである。 本書は、遅発性ジスキネジアの病態・原因を、抗精神病薬連用による中枢神経系の生化学的および病理学的変化の結果ととらえ、臨床症状の説明と診断方法、治療・予防方法を解説した。 また、基礎医学的内容は理解し易いように簡略にとどめ、臨床的内容を臨床治療学に直結するようにまとめられた。
目次
第１章 遅発性ジスキネジアの概念と歴史
第２章 遅発性ジスキネジアの疫学
第３章 遅発性ジスキネジアの生化学的所見
第４章 遅発性ジスキネジアの病理的学的病態
第５章 不随意運動と遅発性ジスキネジア
第６章 遅発性ジスキネジアの臨床症状
第７章 遅発性ジスキネジアの診断
第８章 遅発性ジスキネジアの治療
第９章 遅発性ジスキネジアの予防
第１０章 遅発性ジストニアと遅発性ジスキネジア
第１１章 遅発性ジスキネジアとパーキンソン病
第１２章 抗精神病薬以外の薬剤による遅発性ジスキネジア
第１３章 特発性口部ジスキネジア
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