出版社内容情報
《内容》 今日、精神科救急医療システムは着々と整備されている。しかし、その内実は満足のいくものではなく、今後のさらなるシステムの構築が期待されるところである。
本書は、そのような状況を踏まえ、生きた事例に基づいて精神科救急診療の実際をわかりやすく解説したものであり、看護上の問題、ソーシャルワーク上の問題などにも言及され、医師のみならず看護師やソーシャルワーカーの方々にとっても必読の好著である。
《目次》
1.総論
面接時の留意事項
身体診察時の留意事項
仮説検証的診断過程
初診時に留意すべき法律的事項
2.診断と治療
治療目標の設定
救急入院治療の必要性の判断
自殺危険性診断
他害性診断
入院治療の一般原則
保護室の使用上の注意とその治療上の意義
危機介入的精神療法
クライシス指向的家族療法
3.チーム医療の機能と構造
看護上の問題
ソーシャルワーク上の問題
4.状態像による診断と対応
精神症状を主とするケース(18症例)
行動上の問題(9症例)
意識障害・その他(6症例)
5.リエゾン精神医療
救命救急からのリエゾン(9症例)
精神科救急のリエゾン(4症例)
6.社会・文化的問題(7症例)
7.ソフトな精神科救急
外来ケース(8症例)
その他の社会的問題(5症例)
8.資料
内容説明
本書は、精神科救急診療の実際を述べている。執筆者はすべて、現に精神科救急に携わっているか、あるいはかつて携わっていた人々である。彼らの豊富な臨床経験からにじみ出る言葉からは、得られることも多いに違いない。また執筆者の中には、看護者とソーシャルワーカーも加わり、看護上の問題やソーシャルワーク上の問題も述べられているので、医師のみならず看護者やソーシャルワーカーにとっても有益な示唆に富んでいる。
目次
1 総論
2 診断と治療
3 チーム医療の機能と構造
4 状態像による診断と対応
5 リエゾン精神医療
6 社会・文化的問題
7 ソフトな精神科救急
8 資料
著者等紹介
江畑敬介[エバタケイスケ]
江畑クリニック院長、医学博士。1965年金沢大学医学部卒。専門は社会精神医学、文化精神医学
坂口正道[サカグチマサミチ]
都立松沢病院副院長、医学博士。1970年信州大学医学部卒。専門は精神病理学、青年期精神医学、救急精神医学
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