出版社内容情報
《内容》 本書は第1回に本肝臓病学会大会にて「示唆に富む肝疾患」として発表されたもののうち、特に関心の高かった43例をまとめた症例集である。稀有例および肝臓病学の基礎の一面を示すような貴重な症例が取り上げられており、さらにおのおの的確な考察が加えられている。 肝臓病学を学ぶ読者にとって、いっそうの知見を広める絶好の一冊。
内容説明
本書は第1回日本肝臓学会大会にて演題選定委員により一般演題「示唆に富む症例」として選ばれた108題のうち、特に関心が高かった43題を選んでまとめたものである。まれな症例とともに最新の肝臓病学の進歩と発展に伴い生じた貴重な症例が取り上げられている。
目次
子宮内胎児死亡を併発した急性E型肝炎の1例
輸血後急性G型肝炎と考えられた2症例
急性G型肝炎後に再生不良性貧血を発症した1例
急性肝不全を呈した成人型Still病の1剖検例
高度肝障害を伴った成人型Still病の2例
経過中高度脳圧亢進と除脳硬直様を呈したアセトアミノフェンによると考えられる劇症肝炎の1救命例
重症型アルコール性肝炎の1剖検例
胆汁うっ滞型肝障害を呈し、再熱・寛解を繰り返した自己免疫性肝炎の1男性例〔ほか〕