目次
言葉・文化・無意識(ソシュール「謎の沈黙」;ある発見―詩法としてのアナグラム;“意識的主体”という罠;言葉=意識の重層性;西欧形而上学の光の外で;表層の言葉、深層の言葉;パロール主義を越えて;ラング―物象化された言葉;「自覚せざる精神分析学者」)
生の円環運動(形而上学批判の方法―マルクスとソシュール;カオス=コスモス生成の場;「言語行為論」の問題点;ランガージュと深層意識)
付録(変態ルビとキッチュ文化;コードなき差異;言葉と音楽;現前(性)の形而上学
レクチュール(読み)の快楽)
〈文化〉のゲネシスを解き明かす場
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kyohei Matsumoto
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言葉と意識とはどのようなありかたをしているのか、いままでユングなどを読んで無意識について考えてきた人間には新鮮であった。無意識は欲動、エロスであり、ユングのいう集合的無意識は意識の一種であるという解釈がなされている。とても興味深い。言葉というものを人間が持ってしまったがゆえに起こる不幸について、そしてこの本にはあまり書いてなかったが言葉の持つ深い身体性を知る端緒になりそうだった。丸山圭三郎先生の思想は絶対知らなければならいと今まで思っていたが、さらにその気持ちが強まったので著作集を全部読もうと決めた。2019/12/19




