内容説明
歴史のアイロニーと一人の孤独な人間のありよう、そして同性愛者の官能と悲傷―カヴァフィス詩を長く机辺に置きつづけた池澤夏樹による待望の翻訳。
目次
壁
老人
アキレウスの馬
祈り
サルペードーンの葬儀
蝋燭
第一段
老人の魂
…オオイナル拒否ヲナシタル者
中断〔ほか〕
著者等紹介
カヴァフィス[カヴァフィス] [Kab´afys,К.П.]
1863‐1933。アレキサンドリアの詩人。その作品は二十世紀二十一世紀の世界で広く読まれ、高く評価され、深く愛されている
池澤夏樹[イケザワナツキ]
作家、詩人。1945年北海道札幌市に生れ、東京で育つ。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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