出版社内容情報
詩の言葉たち――
一滴の雫のように惨み出し、
やがて奔流となる詩の言葉たちがとらえる、
地球の心臓の打ち方。
白石かずこ1949-1975の詩作群
収録作品――――
『卵のふる街』
『虎の遊戯』
『もうそれ以上おそくやってきてはいけない』
『今晩は荒模様』
『聖なる淫者の季節』
『動物詩集』
『紅葉する15人の兄弟日本列島に休息すれば』
単行詩集未収録詩篇 1950-1967
内容説明
白石かずこ1949‐1975の詩作群。
目次
卵のふる街
虎の遊戯
もうそれ以上おそくやってきてはいけない
今晩は荒模様tonight is nasty
聖なる淫者の季節
動物詩集
紅葉する炎の15人の兄弟日本列島に休息すれば
単行詩集未収録詩篇―一九五〇‐一九六七
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
∃.狂茶党
19
なぜか白石かずこの名前は子供の頃から知っていた。 『11PM』にでも出てたのかな。 名前を意識したのは、ジャズ喫茶で音源を聴いたこと。 正直言葉が全て聴き取れたわけではないが、圧倒された。 それからしばらくして、この本を手に入れ読み始める。 レコードで聴いたような、怖い感じはない。 順序は逆だろうが、佐々木マキや西岡兄弟の漫画のように、ユーモアすら感じる。 『ガロ』系の、詩的な漫画のようにして読んでいく。 多分詩というのは音読するのが正しいのだと思うが、漫画のように読む。2024/02/14