出版社内容情報
訳詩集
著者=ニコライ・コーノノフ(こーののふ にこらい)/訳者=たなか あきみつ(たなか あきみつ)
解説=ヴァチェスラフ・クーリツィン
装幀=亞令
なにもかも裏目に出る以上、歌よ、驟雨のように流れよ……いやわたしは信じない、だけどたぶん、ああ、また信じ込むだろう……
マーマ! おばあちゃん! 友よ! 親愛なる諸君!
これはいったい何……
コーノノフ
突入する言葉の渦・行き悩む者を囲む現実の渦
ロシアで最も長い詩行を書く詩人。彼がもたらすのは単なる言葉の洪水ではない。捉え難く正視し難い世界に丸ごと接近しようとする意思なのだ。