りぶるどるしおる<br> 橋の上の人たち

りぶるどるしおる
橋の上の人たち

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  • サイズ A6判/ページ数 140p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879954138
  • NDC分類 989.81
  • Cコード C1398

目次

顫え
桁はずれ
考古学
一粒の砂粒のある光景
衣服
死神について誇張なしに
偉人の家
白日に
われらが祖先の短な一生
ヒトラーの最初の写真〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KI

30
無個性でいれたなら、永く息をすることができるだろう、生きることはできなくとも。2020/07/08

きゅー

8
彼女の詩は易しい言葉で綴られている。頭韻、脚韻、語の持つイメージ等々を考慮して解釈する必要のある現代詩の中で、シンボルスカの詩は一般の人々が親しみやすいものとなっている。しかし『終わりと始まり』を読んだ時に感じた、軽やかさが感じられなかった。1989年にポーランドが民主化されたが、この『橋の上の人たち』はその3年前に出版されている。そのためこの詩集には政治的なものについての記述が見られ、彼女の詩の素晴らしさである「小さなものごと」に対する親しげな視線が、「大きなものごと」への熱望の前に隠れてしまっている。2012/03/28

呉下の阿蒙

2
一粒の砂粒のある風景/ 可能性/ 奇蹟の青空市2018/11/18

Э0!P!

1
死はいつもその瞬時だけ遅れてやってくる、正しい人と強い人とは / 昔も今もまだ別々の人間だ、君は人間でさえある必要もない / 政治的な意味を得るためには、「拷問」昔も今もこれからも無実の叫びだ / 永久の音階と音域に従って / 何ひとつ変わらなかった・そのあいだ肉体は存在し、存在し、存在し続け / そして身を置くべき場所もない、最悪の淫乱は考えることに勝るものなし、子どもの誕生に対して / 世界はいつも不用意である、尋ねない方が好き, この先まだどのくらい, いつなどと、時間に屈するくせにそれを認めない2023/04/29

龍國竣/リュウゴク

1
あまりにも滑らかだ。「ヒトラーの最初の写真」「拷問」「ポルノグラフィ問題への発言」。それらは彼女がポーランド人であること、当時のポーランド情勢を考えることがなければ、普遍的な話として十分に受容可能である。事柄を昇華させる精神の強さに圧倒される。2013/10/06

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