内容説明
菅生駐在所爆破事件ほど、警察とは検察とは、そして裁判所とは何かをリアルに教示してくれた事件はない。本来、社会の安寧秩序維持のためにこそ存在するこれら司法機関は、いま、誰のために、何の目的で存在するのか、その実態を白日のもとに晒した裁判を詳細に検証する。
目次
1 深夜の駐在所爆破
2 仕組まれた謀略か
3 有罪判決への挑戦
4 市木春秋はスパイだ
5 戸高公徳のアリバイ証言
6 爆弾は内に仕掛けられた
7 無罪判決
8 罪を問われた戸高公徳
9 菅生事件をふりかえる
10 元検察官の「告白」
解説 菅生事件が企まれた年