内容説明
本書ではスポーツにおける「こころとからだ」についての実践的・現場的事象を、スポーツ生理学とスポーツ心理学の領域のこれまでの知見を交わせることで学際的な交流の基盤を構築し、神経科学の立場から「こころとからだ」が生み出すスポーツ・運動事象について論じている。
目次
1部 スポーツにおけるからだとこころ(ヒトの暮らしとスポーツ;スポーツと「身心」の問題;新しいスポーツの神経科学)
2部 動きを生み出すからだのしくみ(運動の学習・記憶の神経生理学的基盤;脊髄運動ニューロンと骨格筋線維の可塑性;からだとこころを結ぶ感覚―特に痛みについて;骨格筋の再構築を司る情報伝達機能―肥大と再生のしくみ)
3部 動きを生み出すこころのしくみ(運動イメージと脳波;「やる気」と脳波;脳内情報処理と脳波)
4部 動きを生み出すこころとからだのしくみQ&A
著者等紹介
増原光彦[マスハラミツヒコ]
昭和17年10月22日生。現、大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科教授、大阪体育大学体育学部学部長。昭和40年東京教育大学(現・筑波大学)体育学部卒業。医学博士
荒木雅信[アラキマサノブ]
昭和26年7月25日生。現、大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科教授。昭和58年筑波大学大学院博士課程体育科学研究科課程修了退学・教育学修士、体育学修士
上勝也[カミカツヤ]
昭和35年5月3日生。現、大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科教授。昭和58年大阪体育大学体育学部卒業・医学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。