内容説明
「アメリカの世紀」が終焉の危機に瀕している。この事態は、アメリカと密接な関係を取り結ぶ日本にとっても、重要な意味を持つ。本書は「アメリカの世紀」を準備したリーダーたちの足跡をたどり、彼らが現れた背景、彼らのなしえたこと、そして彼らの限界を精査することで、こんにちの危機が招来された遠因をさぐる。
目次
序章 アメリカ「外交政策エスタブリッシュメント」の歴史
第1章 ローズヴェルティアンの時代
第2章 国家効率運動をめぐる対立
第3章 教育制度の世界標準化による国家指導者層の再編・強化
第4章 国家効率運動の拡大の限界
第5章 国家効率運動の地域的拡大
第6章 対外政策の世界標準化をめぐる対立
第7章 多国間主義的膨張主義という大戦略
終章 アメリカ「外交政策エスタブリッシュメント」の限界
著者等紹介
三島武之介[ミシマタケノスケ]
1980(昭和55)年福岡県生まれ。京都大学総合人間学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。学術博士。現在は早稲田大学系属早稲田佐賀高等学校グローバル教育担当教諭・英語科主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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