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内容説明
メダリオン―「縁取られた円形の肖像」をさす言葉を題に掲げたこの短編集は、第二次大戦中のポーランドにおける、平凡な市民たちの肖像をとらえる。ユダヤ系も含むポーランド市民たちの、ナチス・ドイツ占領下にくぐりぬけた経験をめぐる証言文学。
著者等紹介
ナウコフスカ,ゾフィア[ナウコフスカ,ゾフィア] [Nalkowska,Zofia]
1884年、ワルシャワで生まれる。知識人の集う文化的環境で育ち、早くから文学に親しむ。1906年に小説『女たち』を刊行して本格的に作家デビュー。両大戦間期はポーランド文学協会の唯一の女性会員であり、戦後にかけて文壇の中心的存在だった。1945年、ポーランドにおけるナチス犯罪調査委員会に参加、戦後は国会議員を務めるなど公人として活動する一方、社会主義リアリズムが公の文学様式とされた状況下では自由な創作は憚られ、戦前の作品の発表も制限された。1954年、逝去
加藤有子[カトウアリコ]
1975年、秋田県生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。現在、名古屋外国語大学外国語学部准教授。専門はポーランド文学・文化、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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