目次
枚方のあけぼの
いにしえの風景
記紀などに見る枚方
戦乱の枚方
町のくらし―宿場町枚方の発展
村のくらし
幕末の世情と枚方の人々
近代化の時代
戦争の時代と枚方
枚方市の誕生と戦後復興
高度成長と都市化
都市整備と再開発
著者等紹介
瀬川芳則[セガワヨシノリ]
元関西外国語大学教授
西田敏秀[ニシダトシヒデ]
公益財団法人枚方市文化財研究調査会事務局次長兼調査係長
馬部隆弘[バベタカヒロ]
長岡京市教育委員会生涯学習課文化財係主査
常松隆嗣[ツネマツタカシ]
関西大学講師
東秀幸[アズマヒデユキ]
富山近代史研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おっとー
10
少しゆかりのある土地なので読んでみた。古代部分は単調な実証主義で眠気を誘われるけど、中盤になると王仁・阿弖流為・七夕といった枚方の伝説の虚偽性を露わにし、「この地域では利益獲得や宣伝のためには手段を選ばないという、したたかな気質が培われてきた」とまで言い切るキレっぷりを発揮する。でも実際否定できない部分もあって、この地は古くから交通の要衝にありながら、農業も産業も時代に応じた日和見的な発展しかせず、江戸の酒造、絞油、素麺といい、明治以降の火薬製造といい、現在はその遺産すらなく、寂れた一都市に堕落している。2020/02/11
Atsushi
2
地元の歴史についてそこまで詳しく調べたことがなかったので、非常におもしろい一冊だった。日本書紀に地元の地名が載ってるとなんだか嬉しい。2018/07/15