内容説明
暴力と愛の二項対立の克服を企てるムージルの詩的人間学。遊戯によって紡がれた新しい神話。
目次
第1部 モデルネの詩人ムージル(ムージルの時代;ムージルの詩的言語;小宇宙としての人間)
第2部 『特性のない男』における「生命の樹」(『特性のない男』の見取り図;暴力の樹;愛の樹;生命の樹)
第3部 ムージルの宇宙(宇宙誕生譚;宇宙的身体)
著者等紹介
時田郁子[トキタユウコ]
1978年東京生まれ。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はドイツ近現代文学。現在、山口大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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