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出版社内容情報
ハンガリーを代表する現代作家エステルハージ・ペーテルによる、ハイブリッド小説。黒い森(シュヴァルツヴァルト)から黒海まで、中央ヨーロッパを貫く大河ドナウ川を「プロの旅人」が下っていく。行く先々から雇い主に送られる旅の報告書は、しかし、旅行報告の義務を軽やかに無視し、時空を超えて自在に飛躍。歴史、恋愛、中欧批判、レストラン案内、ドナウの源泉、小説の起源等々を奔放に語りつつ、カルヴィーノ『見えない都市』を臆面もなく借用するなど膨大な引用(その多くは出所不明)を織り込みながら、ドナウの流れとともに小説は進んでいく……
内容説明
黒い森から黒海まで、中央ヨーロッパを貫く大河ドナウ川。その流れに沿って町から町へと移動する「プロの旅人」が、行く先々から雇い主に旅の報告書を送る。その内容は旅行報告の義務を軽やかに無視し、時空を超えて自在に飛躍。歴史、恋愛、中欧批判、レストラン案内、ドナウの源泉、小説の起源等々を奔放に語りつつ、膨大な引用(その多くは出所不明)を織り込みながら、ドナウの流れとともに小説は進んでいく…。
著者等紹介
エステルハージ,ペーテル[エステルハージ,ペーテル][Esterh´azy,P´eter]
1950年生まれ。現代ハンガリーを代表する作家。ハンガリーの名門大貴族エステルハージ家の末裔。第二次世界大戦後にハンガリーで共産主義政権が成立すると、ペーテルの一家は財産を没収され、数年間、地方に強制移住させられた。大学入学の際には、貴族出身であるがゆえの制約から人文系に進めず、数学を専攻。20代中ごろから小説を書き始め、『生産小説』(1979)が、そのポストモダン的スタイルによって賛否両論の反響を呼びおこし、一躍、作家としての地位を確立した
早稲田みか[ワセダミカ]
国際基督教大学卒業、一橋大学大学院修了。現在、大阪大学世界言語研究センター教授。専攻はハンガリー語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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みみみんみみすてぃ
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