読書三到―新時代の「読む・引く・考える」

個数:

読書三到―新時代の「読む・引く・考える」

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B6判/ページ数 227,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879842367
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

内容説明

読書文化を本質から考える。出版市場の低迷、若い世代の活字離れ、図書館行政の後退…読書文化をめぐって、さまざまな問題が指摘されている。しかしこのようなときにこそ、読書というものの本質、出版のあり方、図書館の意義といった重要な事柄に思いをいたすべきであろう。読者、著者、出版社、図書館人、教育者など、それぞれ異なる立場からの意見もあろうが、大局に立った価値観を共有できたらと願う。

目次

序章 「読む」文化と「引く」文化
第1章 図書館―読書文化を維持するために(現代図書館の視座―東京都の図書館再編計画を批判する;図書館の歴史 ほか)
第2章 「読む」文化の危機(「朝の読書」の社会的な意義;ことばを知らない世代 ほか)
第3章 日本における「引く」文化(辞書と索引の歴史;「辞書の鬼」がつくった国語辞典第一号;索引の文化史的背景について;当世名付け事情;代々木を「ダイダイギ」と読んだ話)
第4章 情報化時代の「読む」文化・「引く」文化・「書く」文化(文字コード問題と国語国字問題;日本語の歴史と現実に根ざして―初期ATOK委員会の思い出;インターネットと記憶術;電子出版の伯楽;インターネットと古典;インターネットと知的生産)

著者等紹介

紀田順一郎[キダジュンイチロウ]
評論家、作家。1935年、横浜市に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業。書物論、情報論、近代史などを専門として評論活動を行うほか、創作も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽんぽこ

2
本の存在意義を図書館や辞書の作成から考える本。図書館の基本は豊富な資料の提供であり、バンバン除籍するのは考えものだと著者は語ります。近世の知的エネルギーはネットにより盛んになる、とありますが、AIが台頭している現代、盛んになるどころか世界が変革されそうなんですが…しかし著者の先見の明には驚かされます。最後に京大式カードの件にも触れていて、もう一度あの本を読み直そうと思いました。2025/02/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/147816
  • ご注意事項

最近チェックした商品