内容説明
本書は単なる育児書ではありません。心を閉ざした赤ちゃんを診つづけた、一人の小児科医が、鋭い洞察をもって、赤ちゃんの心の悲鳴を代弁したものです。そして心の豊かな子どもを育むための大人への警鐘であるとともに、啓蒙の書です。
目次
第1章 無言の抵抗―増えつづけるサイレント・ベビー
第2章 危険な未来―蝕まれる子どもの心と体
第3章 「愛着」がなければ育たない―子どもにとっての母親とは何か
第4章 サイレント・マザー―育児の基本技術を忘れていないか
第5章 なぜ、わが子を愛せないのか―虐待を受けた子どもとサイレント・ベビーの関係
第6章 誰のための育児か―親の利便性だけを追求することの落とし穴
第7章 母性とは「遺伝子の働き」である―なぜ、母親は育児不安に陥るのか
第8章 健全な成長のために―サイレント・ベビーと他疾患との鑑別