カンバセーション―アトウッドの文学作法

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879842312
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

内容説明

明晰なユーモアとバランス感覚で創作の原点を明かす鮮烈な語り口。執筆活動を開始した初期から『侍女の物語』が刊行される1980年代末までの対談を収録。世界とカナダの文学をめぐって縦横無尽に語る。自身の作品から、文学・芸術、作家の社会的責任についてまで、精緻な論理と魅力的な個性で語るアトウッドの対談集。

目次

第1章 丘の中腹まで滑降して、スキーの技を考える
第2章 魔力による形態変化という問題
第3章 母親は床磨きよりスケートをしたかった
第4章 危機に瀕しながら踊る
第5章 沈黙した者たちに表現させる
第6章 与えられたものを利用すること
第7章 もっと遊べる余裕を
第8章 証言こそはあなたがしなくてはならないもの
第9章 女王さまは裸
第10章 ナイアガラの滝の上を綱渡り
第11章 またワルツを踊りましょう

著者等紹介

アトウッド,マーガレット[アトウッド,マーガレット][Atwood,Margaret]
1939年、カナダのオタワ生まれ。トロント大学、ハーバード大学で学ぶ。1964年詩集『サークル・ゲーム』を発表、1966年カナダ総督賞受賞。以後数々の文学賞を受賞し、2000年には『昏き目の暗殺者』で英国ブッカー賞受賞。評論・脚本を含め30点以上の著作は多ジャンルにわたり、各作品が世界中で翻訳されている。講演、朗読会、アムネスティ・インターナショナルなど活動多彩

加藤裕佳子[カトウユカコ]
神奈川県横浜市生まれ。東京女子大学英文学科、および同大学文学研究科修士課程修了。1981年より5年間、オタワのカールトン大学へ留学し、カナダ文学と映画論を学ぶ。アトウッドを含め、カナダの作家・芸術家の作品・人物論に関心を寄せる
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