出版社内容情報
『民族主義との闘い』『ハイネとユダヤの問題』に次ぐ著者のハイネ論三部作。ハイネと<神>との関わりを剔抉する。
内容説明
本書は、『ハイネにおけるユダヤ的なものとは何か』を明らかにせんとする試みである。できるだけ多く彼のユダヤ関係の言葉を引用してこれを跡づけるが、見通しの良さと明快さを求めるうえから、神に関わるもの、ユダヤの民と宗教に関わるもの、ユダヤ教とキリスト教との確執に関するもの、の順にフォーカスを合わせて呈示する。
目次
第1章 問題提起
第2章 神のメタモルフォーゼ
第3章 ユダヤの民と宗教をめぐって
第4章 キリスト教との確執