出版社内容情報
病気の不幸と、日本に生まれた不幸という二重の不幸を背負ってきた、日本の精神障害者への、福祉的な市民活動としての社会復帰活動の先駆。
内容説明
社会の中で生きることを否定され続けてきた精神障害者たちとともに生活し、病気の再発・悪化をくいとめようとする活動の場が、やどかりの里である。本書では、活動の歴史をはじめ活動の内容・成果をスタッフの側から、精神障害者の側からそれぞれまとめた。
目次
第1章 やどかりの里とは
第2章 やどかりの里の歩みをふりかえって(中間宿舎としての活動;社会復帰施設としての活動;地域精神衛生活動;精神衛生運動を志向)
第3章 やどかりの里を支えるスタッフたち
第4章 精神障害者のたちなおり
第5章 地域に根づく活動へ
第6章 外から見たやどかりの里(東京進行性筋萎縮症協会との比較;援助者自身の自己発見;精神医学からみたやどかりの里)